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加藤智大個展「Anonymous」

TEZUKAYAMA GALLERY | 2019.4.5(金) 〜 27(土)
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加藤智大個展「Anonymous」

概要

加藤智大は、2006年に多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了後、金属加工会社で腕を磨きながら作家としての自歩を固めます。作品は一貫して鉄を素材とし、物質と社会の関わりをテーマに制作されます。2013年、第16回岡本太郎現代芸術賞展にて発表した「鉄茶室轍亭(2012年制作)」が岡本太郎賞を受賞。また、同年に岡本太郎記念館で行われた個展「太陽と鉄」では、牢獄を模した自身の作品の中に、館の所蔵品である岡本太郎の作品を投獄するという、強烈な視覚体験と批評性に富んだインスタレーションを発表。重々しい鉄格子に囚われた作品は鑑賞する事を阻害され、「モノ」としての脆弱性が浮き彫りとなります。また、牢獄という制度を模倣する事で、鉄という物質が持つ根源的な暴力性を見事に視覚化するとともに、美術館という権威主義的な体制に隠れた側面も同時に表現しました。2014年、アーツ千代田で開催された3331 Art Fairでは、成人男性1人が入れる程の檻の作品を発表。鑑賞者が鉄格子の作品の中と外を行き来することで、作品と鑑賞者の間にあった一方向的な関係性を融解させ、固定化された価値観を揺さぶる試みを展開します。これらの展示が契機となり、次第に加藤は社会に潜在する”境界”に強く関心を抱くようになります。

本展では、新作を加えた立体作品「anonymous」シリーズと、ギャラリーでは初の発表となる平面作品「iron oxide painting」シリーズを紹介します。立体作品「anonymous」は匿名の人物や兵器の輪郭を反復する鉄線の集積に置き換えた彫刻作品です。複雑な鉄線の羅列によって、抽象化されたモチーフのフォルムのみが強調された作品は、視点を動かしながら鑑賞することで干渉縞(モアレ)の視覚効果を引き起こします。鉄の強固な物質性は去勢され、作品はまるで揺らめく残像のように空間に佇みます。

平面作品「iron oxide painting」は適切な粒度に砕いた酸化鉄をメディウムに添加した独自の画材を用い、レリーフ調にモチーフを描き出した絵画作品です。鉄そのものと見間違えるような赤錆の質感や画面の重厚感は、鑑賞者の視覚的認識を混濁させると同時に「絵画と物質」という普遍的なテーマを強く意識させます。今展で発表する作品は主に、肖像(ポートレート)をモチーフに展開されます。描かれる対象は、海外の各自治体管轄のもと、インターネット上で公開されているマグショットと呼ばれる犯罪者が逮捕後に撮影されるポートレート写真のアーカイブから選定しています。それらのモチーフに匿名性を持たせる為、大小様々なドットに置き換えて描く事で、肖像画というフォーマットを踏襲しつつも、より抽象性の高い絵画作品へと昇華させています。

加藤は「私の作品には犯罪に対しては礼讃や悪罵と言った意思は毛頭無い。あくまで世の中に潜在する一つの境界として捉えており、鑑賞者がそれを自由に横断し、思考する事を促すインターフェース(境界面)になればと思う。」と言います。

※ 情報は取得時のものです。お出かけの際にはオフィシャルサイトにて情報のご確認をお願いいたします。
情報に誤りを発見された場合、ご連絡をお願いいたします。>> お問い合わせフォーム

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写真記事

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グルメ

  • 大阪市中央区西心斎橋2丁目9−5 日宝三ツ寺会館1F

    評価: 4.5

  • 大阪市中央区西心斎橋1丁目3−3 日航ホテル, B2

    評価: 4.3

  • 大阪市西区北堀江1丁目9−6 1F-B

    評価: 4.2

  • 大阪市浪速区桜川1丁目1−28 三宝ビル1F

    評価: 4.1

  • 大阪市中央区心斎橋筋1丁目3−23

    評価: 4.1

  • 大阪市中央区西心斎橋2丁目7−27

    評価: 4.1

  • 大阪市中央区難波3丁目6−4 アスカ第2ビル B1F

    評価: 4

  • 大阪市中央区心斎橋筋2丁目5−15 クロスホテルB1F

    評価: 4

  • 大阪市中央区西心斎橋2丁目18−4

    評価: 4

  • Japan

    評価: 3.9

  • 大阪市中央区道頓堀1丁目9−17 1F

    評価: 3.9

  • 大阪市西区1丁目17−202 COR2F

    評価: 3.9

  • 大阪市中央区難波3丁目4−13 味わいばしビル2F

    評価: 3.8

  • 大阪市中央区心斎橋筋2丁目4−4 1F

    評価: 3.8

  • 大阪市中央区難波3丁目6−1

    評価: 3.7

  • 大阪市中央区道頓堀1丁目9−19 大阪松竹座 B1

    評価: 3.7

  • 大阪市中央区心斎橋筋1丁目5−17

    評価: 3.7

  • 大阪市中央区道頓堀1丁目10−5 白亜ビル 1階

    評価: 3.5

  • 大阪市中央区難波3丁目5−1

    評価: 3.4

  • 大阪市中央区道頓堀1丁目6−6−15 ドウトンビル5F

    評価: 3.3

TEZUKAYAMA GALLERY - 住所および地図

〒550-0015 大阪県 大阪市 西区南堀江1-19-27 山崎ビル2F

鉄をメディウムとし、ボダーを考える

加藤智大は、第16回岡本太郎現代芸術賞展にて鉄で出来た茶室《鉄茶室轍亭》2012で岡本太郎賞を受賞し、鮮烈にデビューを果たした。 しかし、その強烈な作品はその後、常に「鉄の茶室」を作った作家としてレッテルを貼られ加藤自信を苦しめることになる。 加藤は、鉄をただの素材として科学的なアプローチのみならず、鉄と人類との関わりの歴史も考察し、たたら製鉄の体験なども通じて模索した。 「境界」、あちら側とこちら側というコンセプトに行き着き、メディウムとしての鉄から脱却を果た。 現在は、境界を越えたひと(犯罪を起こした人)をテーマにマグショット(逮捕者の写真)から、惹かれた人の顔を作品に用いている。

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